2023年の年間ベストアルバム~洋楽編~
もう年の瀬ですが去年に引き続き友人の家でブログをカタカタやって間に合わせています…終わらねえ…
一昨日の夜で全部書いた邦楽編ベストの記事はこちら。
- 2023年の洋楽
- 2023ベストアルバム 洋楽編
- 10位 DJ FINALE/Mille Morceau
- 9位 Gloryhammer/Return to the Kingdom of Fife
- 8位 KIKI/Post-existential Crisis
- 7位 Duke/Early Instrumentals
- 6位 JAWNY/It’s Never Fair, Always True
- 5位 The Reytons/What's Rock And Roll?
- 4位 The Hives/The Death Of Randy Fitzsimmons
- 3位 Foo Fighters/But Here We Are
- 2位 Måneskin/RUSH!
- 2023年洋楽ベストオブベスト
- 終わりに
2023年の洋楽
個人的総括
まだ手をつけていない音源があるな…という感じが残ったまま年末を迎えた感じがしました。
アンテナがかなりベテランとか知っているアーティストのリリースが多かったのがありますが、メタルの方面のアンテナ感度が悪かった…
それもこれも今年は来日アーティストがまあ多かった!!!
少なくとも10公演は見に行きましたね…予算の都合上いけないやつがまあまああって嬉しい悲鳴でした!
今年はTHE1975の単独とね…
フジロックでCory Wongとね…
IIOIとね…
インドネシアはガムランガバキックのGabber Modus Operandiとね…
念願叶ったライブがめっちゃありました
そして今年もリアルの音楽仲間に片っ端からおすすめ聞いて聴いてきました。
みんなそれぞれの基準で出してくれるので、前もって用意していたベストが毎回メチャクチャになる新しい発見があって助かってます!
今年もあなたが知ってる曲は、誰かにとっての良曲というのをヒシヒシと感じましたね…もっと教えてくれてもいいのよ???
それでは始めます!
マスクをつけなくてもライブに行けるようになった2023年のベストアルバム!!
年間ベストアルバムについて
判定基準は去年同様これ。
・1曲が強いタイトルがあろうが、アルバム全曲を聴いて評価
・よく聴いているアーティストは判定厳しめ
(ポリシックスとナードマグネットが毎年ランクインしてしまうため)
・2022年12月~2023年11月のリリースが対象(12月は無理)
・シングルは対象外
・EPは対象だが、アルバムよりは判定が厳しくする。
・以前のランキングにランクインしているアーティストはさらに厳しく
アルバムの構成含め、今まで出会わなかったアルバムを高めに評価しています。
結果とレビューはもうTwitterで発表しているし時間がカツカツなのでめっさ簡略化しますけど始めますよ!
2023ベストアルバム 洋楽編
10位
DJ FINALE/Mille Morceau
アフリカ各国のダンスミュージックを様々なものとミックスし世界各国に発信するウガンダの気鋭レーベルNyege Nyege TapesのサブレーベルHakuna Kulalaから、廃棄物を再利用してエクスペリメンタルな音楽を創造するコンゴのバンドFulu MizikiのメンバーであるキンシャサもといDJ Finaleの新作!
…
アフリカのアーティストは毎回情報量が多い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ローカルのサウンドに現代音楽でアプローチするっていうことに関しては本当にすごいなこの地方…
サウンド的にはテクノポップ、エレクトロ・ポップっぽいですが、ビートがコンゴ由来のスークースとかが入っているのでかなり他と違うことになっててめっちゃノれます
Fulu Mizikiもビートがめちゃくちゃカッコイイですのでクラブミュージック好きな人は是非〜!
9位
Gloryhammer/Return to the Kingdom of Fife
ALESTORMのクリストファー・ボウズがプロデュースするスコットランドのシンフォニック・パワー・メタルの4thアルバム。
いつのまにかボーカルが変わっててビックリしました
トーマスお前…Eメール1通で解雇されていたのか…
このジャンルはコッテリすぎてガッツリ聴くことは少なかったんですが、このアルバムめっちゃ聴きやすい!?となって聴いていて、忘れていた年の瀬のクソ忙しい仕事の時にたまたま聴いて元気をもらったのでランクイン。
聴いていると根拠のない謎の元気が湧いてくる良いアルバム!
解雇されたボーカルが新しく結成したAngus McSixのMVの冒頭でハンマーを捨て新たに剣を持つ展開は激アツなので見た方がいいです
8位
KIKI/Post-existential Crisis
タイのエレクトロポップバンドの2ndアルバム。
年の暮れにスタジオ練習に一緒に入った、来年春にタイに行くギタリストに教えてもらいました。
マジで片っ端から情報集めるべきだな全然知らなかったこのバンド…京都磔磔でライブやってたのかよチクショウ!!!!
今年の日本のインディーズシーンの隙間を縫うような透明感のあるサウンドとノれるビートで最高ですね
名古屋のえんぷていもアルバムに参加しています
やはり来年はアジア方面探しに行った方がいい気がするな…
iTunesでアルバム700円くらいで売ってるから買った方がいいですよ!
7位
Duke/Early Instrumentals
アフリカ各国のダンスミュージックを様々なものとミックスし世界各国に発信するウガンダの気鋭レーベルNyege Nyege TapesのDUKEによるアルバム。
前作の「Uingizaji Hewa」もカッコよくてDJデビューの時に流しました!
タンザニアで最も支持されているというヒップホップ・シンゲリ・プロデューサーっていう字面がすごいな…
タンザニア×レイヴ×シンゲリという高速ダンスミュージック‼‼
ちょっとびっくりしたのがかなり速いんですが僕はすごくPOLYSICSを感じたんですよね
人力でローカルな要素を入れた電子音楽はやはりポリにつながるのか…?
クラブでかかっているのを聞いてみたい
6位
JAWNY/It’s Never Fair, Always True
カリフォルニア出身のシンガー・ソングライターの2nd。
最初聴いた時めっちゃキャッチーすぎて俺だけ知らないだけでめちゃくちゃ有名なアーティストなのでは????となるくらいのポップメイカー
Panic! at the DiscoとかTwo Door Cinema Clubとか好きな人は是非とも聞いてほしいアルバム!
ポストBeckと言われてるのか…うお…ご本人がアルバム参加しとる…
5位
The Reytons/What's Rock And Roll?
イギリスはサウス・ヨークシャー出身のインディーロックバンドの2ndがランクイン。
これは大学時代からのUKとロカビリーにやたら詳しい友人から教えてもらいました。
アクモンの再来とまで言われるほどのUKサウンドで、UKアルバムチャート初登場1位でマネスキン5位と聞いてどんだけこのサウンド好きなんだこの国…となりました
今はまだ無名ですがめちゃくちゃ日本に来てほしい…
アクモンの1stと2ndに心が囚われている人には是非聴いてほしいアルバム
4位
The Hives/The Death Of Randy Fitzsimmons
スウェーデンが誇るモンスターガレージバンドが出した11年ぶり6枚目のアルバム!
The Hives自体ここ最近聴いてきてたので新譜にめっちゃテンション上がりましたね…
でもまあキャリア長いし落ち着いた感で来るんだろうな…
最初から最後までめっ~~~~~~~~~~~~~ちゃThe Hives!!!!!!!!!!!
これぞガレージロックンロールだ踊れお前らという気概をビンビンに感じる作品なんでドライブ中に音量マックスで聴くのをオススメします
3位
Foo Fighters/But Here We Are
ドラムのテイラー・ホーキンスの急逝、デイヴ・グロールのお母さんの死という悲劇を受けて出た11枚目のアルバムがランクイン。
ポップなのにゴリゴリのハードロックでめっちゃ曲調イケイケなのに、歌詞がほぼ
寂寥
悲壮感
死…でマジでビックリしました…こればっかりは日本版のアルバム買って正解だったな…
自分の心の整理をつける、一個の区切りとしてのアルバム作品という印象
アルバムの最後の方のThe Teacherが好きです歌詞込みで
今年のフジロックのヘッドライナーも見に行きました!
アルバムの曲も見れて良かったのもあるけどデイヴが元気そうでよかったよ…
2位
Måneskin/RUSH!
イタリアはローマから突如出現したロックスターが今年の2位。
前のアルバムのI wanna be your slaveくらいから知ってたけどバンドのスタンス、パフォーマンス、メロディも新時代が来たんだな…というのが明確になったアルバムでした!!
来日行きたかったな〜
2023年洋楽ベストオブベスト
Kim Dracula /A Gradual Decline In Morale
オーストラリアはタスマニア州のトラップ メタル/ハードコア アーティストの1stが今年の洋楽ベストオブベスト!
タイムラインで流れてきて、初めて聴いた時になんだこれ…いや本当になんだこれ…??何個アーティストのオマージュと曲調合わせてんの…??それでなんで破綻していないの…???
でもめちゃくちゃ良い曲多いアルバムだな…!!と思ってたら、1年通してこれの衝撃を超えるものがなかったので一番です。
ちなみにKim Draculaの名前は、デフトーンズのアルバム『Saturday Night Wrist』に収録されている同名の曲から。
これらをまとめたプレイリストがこちら。
年間ベスト2023洋楽
終わりに
来年はすでにパンスプは決まっており、フジロックもアレがくる噂があるので多分行きます!!
来日で東京だけが多すぎるよ!!!!
今回ランクインしたタイのXOXO然り、日本のインディーズシーンやJ-ROCKのサウンドを現代的なアプローチでプレイするアーティストがちらほらいるのでそこを掘るためにアジア方面を探していきたいと思います。
最近見つけて興奮したインドネシアは10’s下北沢系サウンドのアーティストがこれ。
年の瀬に毎回言っていますが、書きたいことや話したいことはたくさんあるので、ブログは来年も続けていくのでよろしくお願いいたします。
では良いお年を~~~!!